福茂緑釉窯変楕円鉢
商品解説
平安東福寺の窯変に憧れ、再現に挑戦した現代の名工
オートレーサーとして活躍しながら、趣味から始めた鉢作りが愛好家から絶大な支持を得て、人気陶工の地位を確立した「武州庵福茂」。東福寺の窯変に憧れ、複数の釉薬を掛け分けて窯変の味わいを再現。盆栽愛好家の目線で作られる作品は樹を格調高く引き立てるとプロ・愛好家問わず高い評価を受けています。今回ご紹介する作品は十数年前に作られた全盛の作品で、すでに使い込みにより落ち着きを見る貴重品です。人気陶工の作品をこの機会にぜひ!
緑系の濃い色や薄い色などを厚掛けして釉垂れをあえて起こすことで絶妙な色調の変化を表現した作品。しっかり使い込まれており、抜群の時代乗りが作品に品格を与えています。中品に使える楕円鉢で福茂作品の中でも大きめの貴重な一枚。足に小さなホツレはありますが古さを考慮すれば保存状態は良好と言えます。落款:武州庵福茂・他
※現品限りの商品です。
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作家プロフィール
陶名:武州庵福茂(ぶしゅうあんふくしげ) 本名:福田 茂 1950年12月生まれ
日本のトップ・オートレーサーとして活躍。20代よりさつきを愛好し、他の樹種にも手を広げ、盆栽の業界を盛り上げる著名愛好家となる。しかし、福田氏はそれだけに終わらず、独学で鉢づくり、特に釉薬を徹底的に勉強し、本格的な工房まで持つようになる。福田氏の作陶へのこだわりは最初から釉薬にあり、特に窯変を絶対視した。電気窯でありながら、あの東福寺を彷彿させる緑釉・広東釉・織部釉の研究に徹底した。二度掛け、三度掛け、吹き付け等の技巧に、京都から取り寄せた釉薬を駆使してようやく出せた釉色・発色は東福寺鉢のそれに劣らず、高い評価を得ている。
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